Worksコンサート -Concerts-

ライナー・ホーネック (c) Kioi Hall, Tokyo
(c) Kioi Hall, Tokyo
Yoko KikuchiPhoto: Marco Borggreve
(c) Marco Borggreve
公演は終了しました

21世紀のコンセール・スピリチュエル -音楽の力- コンサート・シリーズ第1回公演 ライナー・ホーネック ヴァイオリン・リサイタル

RAINER HONECK VIOLIN RECITAL
ピアノ:菊池洋子 Piano: YOKO KIKUCHI

シリーズ第1回目の演奏会は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の名コンサートマスターとして、そして昨今では指揮者としても活躍するヴァイオリニスト、ライナー・ホーネックによる、待望久しいリサイタルです。
2017年の同楽団恒例の新春コンサートでは、初めて登壇する注目の指揮者ドゥダメルを巧みにリードし、名演を聴かせてくれました。ウィーンゆかりの珠玉のヴァイオリン作品を、同じくウィーン生まれのピアノの名器ベーゼンドルファー(ピアノ:菊池洋子)と共に披露致します。

【公演概要】

日時:2017年9月17日(日)14:00
会場:代官山ヒルサイドプラザホール 
   東京都渋谷区猿楽町29-10ヒルサイドテラス (東急東横線代官山駅から徒歩3分)
出演:ライナー・ホーネック(ヴァイオリン) 菊池洋子(ピアノ)
演奏曲目:
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 Op.12-1
BEETHOVEN: Violin Sonata No.1 in D major Op.12-1
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲 イ長調 D.574 Op.162
SCHUBERT: Duo Sonata for Violin and Piano in A major D. 574 Op.162
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
R.STRAUSS: Violin Sonata in E-flat major Op.18

チケット:全席自由(税込)5,500円 (ワンドリンク込み)
シリーズ3公演通しチケット:15,000円 (限定) 
クラブヒルサイド会員 5,000円(クラブヒルサイド事務局 03-5489-1267のみ取り扱い) 
*就学前児童の入場はご遠慮下さい 
チケット・お問合せ:ヴォートル・チケットセンター 03-5355-1280 (オペレーター対応/月~金10:00~18:00)

主催:オザワ・アート・プランニング合同会社
協力:紀尾井ホール室内管弦楽団 (公益財団法人新日鉄住金文化財団)、クラブヒルサイド

「21世紀のコンセール・スピリチュエル-音楽の力-」コンサート・シリーズ
18世紀、フランス革命前夜の王政末期において、世に先駆けて市民のために開催された公開演奏会が「コンセール・スピリチュエル」です。現代の「コンサート」の原型ともいえる新しい音楽会の形がここから始まりました。国やスタイルを超えた自由な精神による創作と、その上演によって、音楽史に大きな影響を与えたこの演奏会のスピリットにならい、同じタイトルを冠したコンサート・シリーズを、趣のある佇まいと豊かな響きが特徴の、ここ代官山ヒルサイドプラザホールを舞台にスタート致します。ジャンルを超えた本物のアーティストによる、様々な「音楽の力」を、これからヒルサイドから発信していまいります。緑多く、ゆとりある街・代官山で、ゆったりとした時間をお過ごし下さい♪

ライナー・ホーネック  Rainer Honeck(ヴァイオリン)

1961年オーストリアのネンツィング生まれ。7歳よりヴァイオリンを始め、ウィーン音楽芸術高校に学ぶ。アルフレート・シュタールにも師事。1978年ウィーン・フィルよりカール・ベーム基金の奨学金を授与される。1981年ウィーン国立歌劇場管弦楽団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に第一ヴァイオリン奏者として入団、1984年には同歌劇場管のコンサートマスターに、1992年にはウィーン・フィルのコンサートマスターに就任。 ブレゲンツ音楽祭、プロムスなど、オーストリア、ヨーロッパ各地、日本、アメリカなどでソリストとして活躍。ヤンソンス指揮ウィーン・フィルとドヴォルザークの協奏曲、ガッティ指揮ウィーン・フィルでベルグの協奏曲を共演、ムーティ指揮のもとモーツァルトの協奏交響曲(ヴィオラはトバイアス・リー)をウィーンにて、また日本、アメリカ・カーネギーホールなどでのツアーも行った。読売日本交響楽団には度々客演しており、2010年4月同楽団のモーツァルトシリーズに出演、名古屋フィルとはシューベルト全交響曲シリーズを指揮。
録音では、ウィーン・フィルのコンサートマスターとして小澤征爾指揮リムスキー=コルサコフ「シェへラザード」ライヴ録音、ティーレマン指揮R.シュトラウス「英雄の生涯」、またドヴォルザーク/メンデルスゾーンの協奏曲をプラハにてチェコ・フィルと録音、シューベルトのヴァイオリンとピアノの全作品、モーツァルトの協奏曲2枚組などがある。室内楽にも意欲的に取り組み、1989〜1999年ウィーン・ヴィルトゥオーゼンの創立メンバー、1982〜2004年ウィーン弦楽ゾリステンのリーダーとして活躍、2000年以降は、アンサンブル・ウィーン、ウィーン・ベルリン室内管弦楽団でも活発な活動を行い、多数のラジオ、テレビ出演、CDも多くリリースしている。ジェシー・ノーマン、キャスリン・バトル、アンジェリカ・キルヒシュラーガー、ホセ・カレーラス、アンドレ・プレヴィン、ユーリ・バシュメットなどと長年に渡り共演を重ねている。近年では指揮にも力を入れており、これまでに紀尾井ホール室内管弦楽団(旧・紀尾井シンフォニエッタ東京)のほか、名古屋フィルハーモニー交響楽団、山形交響楽団、読売日本交響楽団、マルメ交響楽団などに繰り返し招かれている。2017年4月より紀尾井ホール室内管弦楽団首席指揮者に就任。 オーストリア国立銀行貸与の1725製ストラディヴァリウス”Chaconne, Hammig”を使用。

菊池洋子  Yoko Kikuchi (ピアノ)

2002年第8回モーツァルト国際コンクールにおいて日本人として初めて優勝して一躍注目を集めた。その後、2003年にザルツブルク音楽祭のモーツァルト・マチネに出演するなど国内外で活発に活動を展開し、いまや実力・人気ともに日本を代表するピアニストの一人である。これまで、国内の主要オーケストラとの共演はもとより、国際的にもリサイタル、オーケストラとの共演、室内楽演奏会で成功を収めている。2004年ライプツィヒ弦楽四重奏団との日本ツアー、オーケストラ・アンサンブル金沢のアジア・ツアーのソリスト、アフラートゥス・クインテットとの共演及びレコーディング、2008年アンサンブル・ウィーン=ベルリンなどと共演。2009年には、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲をフォルテピアノとモダンピアノを用いて演奏するといった意欲的な企画に取り組み好評を得た。2010年には、チューリッヒ・トーンハレでのリサイタルが絶賛を博し、ホルンの名手ラデク・バボラークとレコーディングも行った。2011年以降、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭にたびたび招かれているほか、2015年プラハの春音楽祭でアフラートゥス・クインテットと出演した模様は、チェコ国営テレビで放送され、好評を博した。最近では、バレエ公演にも出演し、世界的バレエダンサー ディアナ・ヴィシニョーワや吉田都ほかと共演している。CD録音も活発に行い、エイベックスとオクタヴィアよりリリースしている。第18回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門録音・録画作品 (日本人アーティスト)、第1回上毛芸術文化賞(音楽部門)、第17回出光音楽賞の各賞を受賞。

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