MASAKI HAYASHI GROUP SPECIAL CONCERT
あらゆる音楽シーンで大活躍の林正樹を中心としたトップ・アーティストたちによるスペシャル・アンサンブル
小野リサ、渡辺貞夫、菊地成孔、椎名林檎、三宅純など、様々なジャンルのトップ・アーティストたちの絶大な信頼を受け、あらゆる音楽シーンにおいて、その類まれな才能を発揮するピアニスト・作曲家、林正樹。
その彼が、藤本一馬 (ギター)、鈴木広志(サクソフォン、ほか)、吉田篤貴 (ヴァイオリン)、須川崇志 (チェロ、ベース)、福盛進也 (ドラムス)といった、いずれも現在の音楽シーンを牽引するトップ・アーティストたちに声をかけ、自らの名前を冠して結成したのが<林正樹グループ>です。
好評の1stアルバム「Blur the border」所収のオリジナル作品を中心に、文字通り「境界を滲ませながら」絶え間ないグルーヴと、幾層にも重なった多彩な響きによる、広大な音空間が拡がる、ジャズやクラシックなどあらゆる音楽を内包した、日本発信の新しい音楽がいまここに!
PROFILE
林正樹グループ <MASAKI HAYASHI GROUP>
小野リサ、渡辺貞夫、菊地成孔、椎名林檎、三宅純など様々なジャンルのトップ・アーティストたちの絶大な信頼を受けるピアニスト・作曲家、林正樹が、満を持して現在日本の音楽シーンを牽引する最高の仲間たちに声をかけて立ち上げた「林正樹グループ」。
豊かな音色と様々なアコースティックの響きが広大に拡がる、ジャズやクラシックなどあらゆる音楽を内包した、日本発信の新しい音楽を創造している。
林正樹 MASAKI HAYASHI (ピアノ・作曲)Piano, Composition
ピアニスト、作曲家。自作曲を中心とするソロでの演奏や、生音でのアンサンブルをコンセプトとした「間を奏でる」、田中信正とのピアノ連弾「のぶまさき」などのプロジェクトの他に、小野リサ、金子飛鳥、徳澤青弦、藤本一馬、akikoなど様々な音楽家とアコースティックな演奏活動を行なっている。
「渡辺貞夫クインテット」「クアトロシエントス」「菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール」「Salle Gaveau」などのグループにも在籍。
多種多様な音楽的要素を内包した、独自の諧謔を孕んだ静的なソングライティングと繊細な演奏が高次で融合するスタイルは、国内外で高い評価を獲得している。三宅純、椎名林檎をはじめ多岐に渡るアーティストのスタジオワークにも数多く参加。
2016年舞台「書く女」(主演:黒木華 / 作,演出:永井愛)、2017 年舞台「オーランドー」(主演:多部未華子/演出:白井晃)の音楽を担当。2020年3月にはチェリスト徳澤青弦とのDUO作品をリリース。2021年には映画「すばらしき世界」(監督:西川美和、主演:役所広司)の音楽を担当し、第76回毎日映画コンクール音楽賞を受賞。2024年2月舞台「エウリディケ」(演出:白井晃)の音楽を担当。
最新アルバムは、自身の名前を冠した林正樹グループによるファースト・アルバム「Blur the border」。
藤本一馬 KAZUMA FUJIMOTO (ギター)Guitar
1998年ヴォーカルのナガシマトモコとのデュオ「orange pekoe」を結成し幅広い支持を得、国内はもとよりアジア各国や北米でも活動を展開。
2011年からソロ名義での活動が本格化し、ギタリスト、コンポーザーとしてインストゥメンタル音楽を中心にこれまで4枚のリーダー作品(2011年「SUN DANCE」(BounDEE by SSNW)、2012年「Dialogues」(NRT)、2014年「My Native Land」(KING RECORDS)、2016年「FLOW」(SPIRAL RECORDS)をリリース。
近年は林正樹、西嶋徹、福盛進也との「藤本一馬カルテット」を始動。また最新録音としては2021年ジャズグループ「Remboato」のメンバーとして「星を漕ぐもの」(nagalu)、2022年に畠山美由紀(vo)との双頭名義でのコラボ作品「夜の庭」(NRT/Rambling RECORDS)、2023年1月「林正樹 Group」のメンバーとして「Blur the border」(S/N Alliance)、2023年5月に伊藤志宏(p)とのデュオ名義作品「風の旅立ち」など。
その他、国内外の様々な音楽家とのコラボレーション、プロジェクトへの参加、レコーディングや楽曲提供などボーダーレスに活動を展開。
自己の内面を投影したメロディアスなオリジナル楽曲、リリカルなギター演奏のアプローチ、ときに野生的なダイナミズムまで、その音楽性は高い評価を獲得している。
鈴木広志 HIROSHI SUZUKI (サクソフォン、フルート、クラリネット)Saxophone, Flute, Clarinet
2003年東京芸術大学卒業(器楽科サクソフォン専攻)。クラシック音楽で培った技術を基にポップスやジャズ、ワールドミュージックの世界まで自由自在に行き来し、多方面でその魅力を開花させている。
狩野永徳が描いた室町時代の屏風に曲を書き下ろし録音、コンサートを行った『国宝「上杉本 洛中洛外図屏風」を聴く』公演のプロデュース、無声映画を活動弁士の坂本頼光と生演奏で上演する「キネマと音楽の夕べ」、自然現象の山びこを利用した越後妻有アートトリエンナーレでのパフォーマンス、純米吟醸の日本酒に音楽を聞かせて熟成させる「天音」での演奏、録音など、コンサートの枠を越えた企画、演出、演奏で注目を集める。
リーダーを務めるチャンチキトルネエドの他、清水靖晃&サキソフォネッツ、東京中低域、福島久雄グループなどでの活動は国外でも評価され、ヨーロッパ、アジア各地の国際的な音楽祭に毎年出演している。 作曲、演奏を手がけた映画「イエローキッド」(2009年公開、真利子哲也 監督・脚本)は国内外の映画祭で多数の受賞を得た。
2010年3月にCD、鈴木広志group×大場陽子『国宝「上杉本 洛中洛外図屏風」を聴く』を発売。http://suzuki-hiroshi.com/
吉田篤貴 ATSUKI YOSHIDA (ヴァイオリン) Violin
岐阜県大垣市出身。世界的ヴァイオリ二スト久保陽子氏への師事をきっかけに上京し、東京音楽大学ヴァイオリン専攻を首席で卒業。
在学中からヴァイオリンとヴィオラの両方を操り、スタジオワークとライブ活動を開始。現在はジャズ、タンゴ、ジプシー、ポップスなどの多方面で活躍の幅を広げている。
アドリブプレイにも定評があり、時にはボーカルやクラリネットを担当、またアレンジから作曲までを手がけそのマルチな才能で注目を集める。
挾間美帆氏のニューヨーク公演や、三宅純氏の日本凱旋公演へ参加するなど多方面の作編曲家からの信頼も厚く、これまでに世武裕子、コトリンゴ、小田朋美、網守将平、桑原あい、Babi、未来古代楽団、などのステージや録音にも携わる。
またYouTuber「POCKET WIZ」の動画出演や、タップダンサー清水夏生とのステージパフォーマンスなど、様々な音楽表現への挑戦を続けている。
須川崇志 TAKASHI SUGAWA(ベース、チェロ)Bass, Cello
群馬県伊勢崎市出身。11歳の頃にチェロを弾き始め、18歳でコントラバスを始める。2006年バークリー音楽大学を卒業。その直後に移住したニューヨークでは菊地雅章氏に師事する。2009年に帰国後、辛島文雄トリオを経て日野皓正クインテットのベーシストを6年間務める。現在は自身が主宰するトリオ、Banksia Trio(林正樹, 石若駿)をはじめ、峰厚介カルテット、本田珠也トリオ、八木美知依トリオ他多くのグループに参加。これまでに東京ジャズ, デトロイト(米), モントルー (スイス), ブリスベン (豪), メールス (独), 香港などの数多くの国際ジャズフェスティバルに出演。近年は、岡本太郎記念館の企画展「日本の原影」のためのソロ楽曲制作 (2019)や、俳優の金子あいの舞台「平家物語」に即興演奏で参加。
また2018年にデビューアルバム作品「Outgrowing」(レオ・ジェノヴェーゼ, トム・レイニー)を、Banksia Trioでは2020, 21年に「Time Remembered」「Ancient Blue」そして2023年に「MASKS」といった3作のリーダー・アルバムをリリースし好評を博している。
福盛進也 SHINYA FUKUMORI (ドラムス)Drums
1984年1月5日、大阪市阿倍野区生まれ。15歳でドラムを始め、17歳の時に芸術高校にて音楽を学ぶために単身で渡米。その後、ブルックヘブンカレッジ、テキサス大学アーリントン校を経て、ボストンのバークリー音楽大学を卒業。10年間のアメリカでの活動後、2013年に拠点をミュンヘンに移し欧州各国で活動を開始。
2017年に自身のトリオで、ECMレーベルから日本人二人目となるリーダー・アルバム「For 2 Akis」を録音し、2018年2月に世界リリース。現在、トリグヴェ・サイム(sax)、ウォルター・ラング(pf)との新たなトリオの他、リー・コニッツ(as)、フローリアン・ウェーバー(pf)、山下洋輔(pf)など様々なアーティストとの演奏活動、また日本では 伊藤ゴロー(g)、佐藤浩一(pf)とのプロジェクト「land & quiet」や 藤本一馬カルテット、林正樹グループなどで活躍中。
2020年には自身のレーベ ルnagaluを立ち上げ、「Another Story」をリリースする。翌2021年には第二のレーベルS/N Allianceも設立し、プロデュース業や録音のディレクションにも力を入れ、日本の音楽シーンに新たな風を吹き込む。
独特で繊細なシンバルワーク、そして空間を自由に生み出し色とりどりに展開する演奏は世界中でも一目を置かれ、また作曲家としても高い評価を得ている。ダイナミクスの幅が広く詩情的なプレイを得意とする。