JEAN-JACQUES KANTOROW Violin Recital (Piano: HARUKO UEDA)
公演時期:2019年2月23日(土)~3月3日(日)
巨匠、復活!
フランス最高峰のヴァイオリニスト、いま復活!!
ヴァイオリン封印宣言から7年、待望久しいリサイタルが実現します!
ヴァイオリン封印宣言から7年、待望久しいリサイタルが実現します!
これまで長きにわたってフランス・ヴァイオリン界の最高峰として、ソロ、室内楽、そして教育活動と、世界中で著しく活躍してきたマエストロ、ジャン=ジャック・カントロフ。2012年、突如、今後は指揮活動に専念し、ヴァイオリン演奏は封印する、と宣言、世界中のファンを驚かせました。その後は、多くのヨーロッパのオーケストラを指揮し、ヴァイオリン演奏と同様、端正な指揮振りと流麗かつ幅広いレパートリーで、ソリストやオケからの信頼も厚く、ファンを魅了しております。日本では、V.メンデルスゾーン、藤原真理との「モーツァルト・トリオ」での活動も知られており、その高度なテクニックと音楽は多くのファンが認めるところです。
そのマエストロ、ジャン=ジャック・カントロフが満を持して、ヴァイオリンの演奏活動を再開する、と発表。この2017年春より始動致します。ラヴェルやフォーレなど定番のフランスの作曲家の作品を中心に、知られざる名曲も披露したいなど、並々ならぬ意欲を燃やしている御年72歳のマエストロの演奏は、一聴の価値大です。ピアノは長年の名パートナー、上田晴子です。
ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン、指揮)Jean-Jacques Kantorow (Violin, Conductor)
1945年、カンヌ生まれ。13歳でパリ国立高等音楽院のルネ・ベネデッティーのクラスに入学を許され,1年でプルミエ・プリを取得。
1962-68年の間に10以上の国際コンクールで受賞(特に、ロンドンのカール・フレッシュ国際コンクール、ジェノヴァのパガニーニ国際コンクール、ティボール・ヴァルガ国際コンクールでは優勝を果たした)。19歳にてカーネギーホールでのデビューを飾ってからは、世界中でソリスト、室内楽奏者(G・クレーメル、K・ツィメルマン、P・トルトリエ等のトップ・アーティスト達とも共演)として活躍。ヴァイオリニストとしての活動の他、オランダ室内管弦楽団、オーヴェルニュ室内管弦楽団、パリ管弦楽団アンサンブル、フィンランドのタピオラ・シンフォニエッタ、スペイン・グラナダ市立交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団を始めとして、多くのオーケストラの常任指揮者を務める。2008年までパリ国立高等音楽院のヴァイオリン科教授を務める他、世界中でマスタークラスを持ち、教育にも力を入れる。録音も、ヴァイオリニスト、指揮者として、これまでにDENON、EMI、Erato、ALMなどのレーベルで行い,その数は数百に及んでいる。受賞アルバムも多く、フランスのディアパゾン・ドール賞の他、日本では多くが「レコード藝術」誌で「特撰盤」に選ばれている。2012年より、ヴァイオリニストとしての活動を止めていたが、2017年春より再開する。
映像資料:ジャン=ジャック・カントロフ&アレクサンドル・カントロフ父子による「フランス・ヴァイオリン・ソナタ集」PV